専攻科修了生代表 謝辞

 本日はかくも盛大な修了式を挙行して頂き,修了生一同こころより御礼申し上げます.
 私達修了生37名は,2002年4月に専攻科第11期生として入学しました. この2年間を振り返ると様々なことが思い出されます. 専攻科1年生のころ,実験装置を作るため, 暑い夏の時期に工場で作業をした後のビールの美味しさ, 研究室で蛍を見に行った帰りの居酒屋, 終電を逃しタクシーで帰った学会の打ち上げ, 秋の学外研修では朝まで語り明かしました.
 専攻科2年生になると一段と慌しくなり,大学院入試,学位授与審査, 学会発表,2年間の締めくくりとなる特別研究発表会, 論文の締め切り前には添削で真っ赤になった原稿の夢を見ました.
 このような専攻科生活でしたが,2年間目標にしてきたことがあります. それは先生方が日々,教えて下さった人と人とのつながりを作ることです. この2年間で多くの人に出会い,そのつながりを大切に, さらにまた多くの人へと広げるよう努力してきました. このような貴重な体験をさせて下さった指導教官の方々, 学生生活をサポートして下さった事務職員の方々に厚く御礼申し上げます. そして,日々の成長を暖かく見守ってくださいました保護者の皆様, 誠にありがとうございました.
 私達は本日をもって専攻科を修了し,それぞれの人生を歩みますが, 皆 奈良高専専攻科の名を汚すことのないよう,精進していくことをここに誓い, これからの奈良高専ならびに奈良高専専攻科の益々の発展と 在校生諸君の健闘を祈りつつ,これをもちまして謝辞と代えさせていただきます.

2004年3月19日
専攻科修了生代表
機械制御工学専攻
河内 麻由子